本の紹介(「パニック障害」と言われたら)定価 1,300円(税別)
2010年10月現在
2006年12月26日に当会が出版しました 『 「パニック障害」 と言われたら』 は、「パニック障害」 という病気を患者の立場から記録した本です。
患者さんや患者さんを支える方にとって闘病の強い支えとなることを願って、「5年」 の歳月をかけて準備 ・ 出版いたしました。
「パニック障害」 の発作や症状は、大変多岐に渡ります。また 「爆発的に起きる強い不安感」 「予期不安」 「広場恐怖」 といったような 「パニック障害」 を経験したことが無いと例え医師でも理解し難い病態は、患者さん自身もあまり正しく把握できないまま闘病を続けているのが現状です。
患者になって初めて 「パニック障害」 という病名を知ったという患者さんも大勢おられるほどですから、一般の方々が 「テレビタレントの告白等で病名は聞いた事がある」 位の認識しかない現実は、無理のないことです。
また 「パニック障害」 になると、外出が困難になって人との交流をさけるようになったり、「自分は変な病気になってしまったのではないか」 と思って病気を隠そうとする人もあるため、この病気の実態や闘病の現状はなかなか世間での認知を受けることが難しいということがあります。
本書には、多くの患者さんの悩みや苦しみ、日常生活の変化などが克明に記されていますが、完治、寛解した方達の経験談やアドバイスも詳細に述べられています。
患者さんはこれらと自分を照らし合わせることで自分の今の状態が把握でき、自分に適した治療法や薬に対するヒントが得られると思います。
『「 パニック障害 」 と言われたら』 は、
1章・・・・・「パニック障害」 とはどんな病気
2章・・・・・第1回会員アンケート集成
3章・・・・・第2回会員アンケート集成
4章・・・・・当会でおすすめする認知行動療法
5章・・・・・現在の病院についての会員アンケート (薬、医師、医療機関について、その他)
で構成されています。
「パニック障害」 の克服に 「認知行動療法」 が非常に有効だということは、厚生労働省の研究会始め 「パニック障害」 に詳しい医師の見解は一致していますが、診察時間が長くかかることや指導する医師に知識や技術が足りないなどから、現実に 「認知行動療法」 を指導する医療機関は、残念ながら非常に少数です。
そのため 「4章」 では、「予期不安」 や 「広場恐怖」 を抱えている患者さんが 「電車に乗る」 「運転をする」 などの社会活動を再開する時の指針にできるよう、具体的な場所を指定してモデルケースを設定しました。
日々の行動に制約がある患者さんが、このモデルケースを通して、どのように活動の範囲を広げていけばよいのかを学び、そのエキスを実際の自分の生活に取り入れていただけたらと思います。
また、患者を支える立場の方にこの章を読んでいただきましたら、日ごろ患者が訴えている 「困難」 が 「なるほど」 と納得でき、「パニック障害ではこういう事が問題なのか」 と理解していただけるでしょう。
病気に対する理解が進めば、患者に対する態度もおのずと定まって、患者の闘病に非常に力になってくれることと思います。
当会では、このような一連の変化こそが患者さんの病気を治す一つの方法だと信じて3,000部限定で発売いたしましたが、出版レベルではわずかな数ヶ月で完売してしまいました。
現在この本は、ネットを含めた小売販売店が抱える在庫が無くなり次第完売となるわけですが、「Amazon.co.jp」 では中古品も販売されていますので、ぜひご覧になってください。
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